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【2017年12月のテーマ:ビジネスモデルのルール】

2017年12月の議論テーマは、「ビジネスモデルのルール」です。

成功企業に潜む ビジネスモデルのルール――見えないところに競争力の秘密がある
単行本(ソフトカバー) – 2017/11/23
山田 英夫 (著)

企業のコアの部分は言語化されにくく、視覚化されにくいものです。これらをコンピテンシーとして言語化した学者は数多くいますが、その内訳を言語化した方は少ないものです。こちらの著書は、そのようなすぐには真似しにくいビジネスモデルの真骨頂を体系的に整理しています。様々な企業や業界の競争のルールを整理して自社のヒントを見つけていくのが12月のテーマです。

ーーー以下、アマゾンの書評からの抜粋ーーー
「見えないビジネスモデル」が真の強さを決める時代。その謎に挑んだ早稲田大学ビジネススクール教授が、競争優位の真の要因を、数多くのケースから解明する。
○エプソンは、なぜ成功パターンを自ら否定したのか?
○セブン銀行ATMの紙幣の補充は、なぜ月1回ですむのか?
ソニー損保、成田空港、三菱電機、リクルート、リバイバルドラッグ、ソラコム、ランドスケイプ、カーブス・・・・・・

外部から見ると同じようなビジネスモデルなのに、なぜ儲かる会社と儲からない会社があるのか? 多くの成功企業のケースから、ビジネスモデルの競争力の秘密を解き明かし、その差を2つの視点から解説。

「見えにくいところに、ビジネスモデルのツボがある」――本書の冒頭に掲げられた一文に、本書のコンセプトが端的に表れています。

新しいビジネスモデルの企業が一時注目を集めても、あっという間に廃れてしまうことも珍しくありません。なぜ、そうなってしまうのか? それはそのビジネスモデルに、持続的優位性がなくなるからです。
新しいビジネスモデルが失速する最大の要因は、社内のコスト構造、レガシー企業の報復、同じビジネスモデルの乱立です。面白いビジネスモデルでも、なかなか利益が出ない理由は、ここにあります。

ビジネスモデルを見る時、我々は外部から見えやすいところばかりに目がいきますが、実は見えにくいところに、成功している企業の優位性の秘密があるのでは? そう考えた著者は、ユニークなビジネスモデルを持つ企業を数多く取材し、その謎を解明したのが本書です。思わず他人に話したくなるようなビジネスモデルの事例が満載です。

著者は早稲田大学ビジネススクール教授で「ユニークなビジネスモデル」を見つけ出す目、その語り口に大変高い評価があり、本書でも期待通りの本領が発揮されています。

更新日:2017/11/27